研究室の紹介
昭和46年4月に、時代的背景の要望により、国立大学において熱帯農業の教育と研究を行うために、熱帯作物学講座が設置された。初代教授として山川寛先生(元学長)が就任され、その後、佐本四郎先生、和佐野喜久生先生、野瀬昭博先生が就任された。
山川先生の代では、イネ品種「レイホウ」が育成され、和佐野先生の時では、イネ紋枯病抵抗性・感受性系統の育成および我国稲作起源の育種・栽培学的研究がなされてきた。野瀬先生の代では、光合成と炭素代謝を中心に、生態学・生理学・生化学・分子生物学的な手法を用いて、熱帯作物のCAM型光合成制御機構の解明やイネの紋枯病抵抗性・感受性の分子メカニズムの解明が行われた。また、アイスプラントの佐賀県特産野菜化(農研堂)、塩類集積土壌の除塩技術の開発、マングローブ林の炭酸ガス固定能力の評価などもなされた。
現在は、鄭先生および藤田先生が担当しており、鄭先生はダイズにおける日長反応性や窒素代謝について、藤田先生はイネの出穂性、耐虫性、収量性について、日夜研究している。
求める人材
研究に対して意欲的な人、ダイズ・イネが好きな人、熱帯地域の農業に興味がある人、留学生と交流したい人、フィールドでの活動が好きな人、海外に興味がある人
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